活動量計と組み合わせて動作推定精度向上
一般的な活動量計は加速度センサの出力を用いて使用者の動作推定を行なっています。システムに小型・無線高度計を追加すると鉛直方向の運動をより詳細に解析することが可能となり、活動量計の動作推定精度の向上に寄与します。
カーナビの誤検知防止
高速道路の入口や出口において、一般道と高速道路のどちらを走っているのかカーナビが誤って表示してしまうケースは良くあります。上の写真のように二つの道路が上下で並行していると、GPSでは区別がつかないことが原因です。小型・無線高度計を使用すると上下方向の移動が簡単に検出できるため、このような誤検知を防止することが可能です。
ドローンの精密な高度制御
ここ数年でドローンの市場は拡大し、様々なアプリケーションが提案されています。GPSやSLAMの導入により水平方向の位置認識・制御技術は格段に向上しましたが、垂直方向にはまだ開発の余地があると考えています。絶対圧センサに小型・無線高度計を組み合わせることで、高さ情報の分解能を向上させることが可能です。